■□■□■□    フォトダマ通信 Vol.57「三度目の職務質問〜加部島」の巻  ■□■□■□

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2006.3.17 記

加部島(唐津市)の「風の見える丘公園」駐車場で休んでいた。
午前零時が過ぎ、ラジオ深夜便を聞きながらうとうとしていると、ライトアップした車が近付
きフォトダマ号を照らす。しばらくすると誰かがドアを叩き、声がした。はっとして起上がり、
外を見るとパトカーが停まっている。ドアを開けると警察官が二人立っていた。
「夜分遅くすいません。群馬ナンバーの車で、中にいらっしゃるようだったのでちょっと話を
聞かせて下さい。」と若い方の警察官は言った。

大分の米神(こめがみ)山巨石まつり、福岡のいしのかたりべを終え3月15日、佐賀の唐津
に入った。虹の松原を走り抜けると、左手に台形の山、鏡山が見えた。赤い大鳥居に鏡山神社
とあり、山頂へと車で上って行くと大きな駐車場があった。車を停め、鏡山稲荷神社をお参りす
る。海を眺めると眼下に広がる虹の松原、唐津湾の島々が実に絶景だ。ふと、神社の左手に小
さな鳥居を見つけ、中を潜ってしばらく歩く。すると巨岩にへばり付いたように建てられた白
玉稲荷神社が見えた。その周りには、いくつもの巨石が点在していた。石に呼ばれた、そう思
いながらしばし撮影をする。

その後、唐津市役所の教育委員会で石情報を入手し、旧・呼子町(現唐津市)の加部島へ渡っ
た。加部島はかつて姫島と呼ばれ、中国・朝鮮への拠点で船出の航海安全を祈った古い歴史の
島だと言う。ここに鎮座する田島(たしま)神社は『延喜式』に名を見る、佐賀県下四座の一
つに数えられる古社で、祭神は宗像大社と同じ三女神(田心姫、市杵島姫、湯津姫)だ。田島
神社末社の佐用姫神社は、悲しみのあまり石になったという伝説がある。
宣化天皇勅命により大友狭手彦は朝鮮に向かうことになり兵を率いて松浦の里によった際、篠
腹原長者の娘佐用姫と恋に落ちたという。しかし、狭手彦は船出し、佐用姫は加部島天童岳頂
上にて見送ったが、悲しみのあまり石になったと伝えられ、その石が田島神社の末社佐用姫神
社に奉られてあるという。

石化伝承では、石垣島の野底マーペー、やアイナマ石などがあるが女性に共通する悲話だ。残
念ながら、その石は社の中で拝見することは出来なかった。
神社の裏手の森に、太閤石と呼ばれる石があるので見に行くと、手前が二つに割れた10メー
トルほどの巨岩だった。さらに森の奥には、いくつもの岩が点在し、しばらく散策しながら撮
影をつづけた。やがて、日も暮れはじめたので車に戻ると、どうも体調がおかしい。体がだる
いのだ。どうも珍しく石当たりをしたらしい。そう思い早めに休もうと、「風の見える丘公園」
に移動した。

日本石巡礼の旅の中で、警察官に職務質問を受けたのは三度目である。一度目は昨年暮れの仙台(夕
方)、二度目は今年はじめの出雲(昼間)だった。最今、幼児への誘拐事件が頻発しているため、
県外ナンバーの車が不審に思われるのは仕方ないのかも知れない。しかし、こんな深夜は初め
てのことだった。
警察官に免許証を提示し、私は日本石巡礼の旅の趣旨などを話した。
「そうですか、お休みのところ失礼しました。」そう言って、パトカーは走り去った。
日本は、しだいに稀人にとって受難になりつつあるように見える。いつの日か、教育委員会よ
り先に警察所に届けでをしなければ、旅が出来ない、そんな時代にだけはなって欲しくない。
雲の隙間から見え隠れする満月を見ながら、そう思った。
風の音を聞きながら、焼酎をひっかけ再び床に着いた。

                      唐津にて
                           すだぐんじ 拝

※鏡山の巨石は、こちらから見ていただけます。
http://ch.kitaguni.tv/u/1871/

●石巡礼・いしのかたりべの軌跡
3/11…米神山の巨石、山頂の環状列石、こしき石を撮影。山頂で偶然、熊本の松永さんと再
会。
3/12…第15回米神山巨石まつりは佐田の公民館へ変更し開催。神事、巫女舞い、子供神楽、
餅撒きの後、食事のお接待。イワクラ学会の鈴木旭氏、超歴史研の皆神さん
、鈴木夫妻と再会。塚原の春日山荘を訪ね江藤さんにサンデー毎日「日本にビラミッドがあ
った!?」(85.3.30)をお借りする。夜、亀の井ホテルでチーム・イワクラの方々と宴会。
3/13…チーム・イワクラの方々と共に三女神社、御許山を登拝。彼らと別れ妻垣神社の磐座を
巡り玖珠へ。
3/14…福岡市のザ・ケルツで「いしのかたりべ」をする。10年ぶりに作曲家藤枝守さんと再会。
日本ケルト協会の山本様にお世話頂く。
3/15…鏡山の巨石、加部島の田島神社の石を巡る。
3/16…唐津市の佐用姫岩。
3/17…前原市の神在神社近くの石。志摩町の夫婦岩を巡る。

◎「VOICE OF STONE 聖なる石に出会う旅」(新紀元社)をお求めの方へ。

◇本の内容は、友人の音楽家奥村氏のHPで紹介していただいておりますので、参考に
して下さい。
http://www.members.aol.com/nobfile/voiceof/pages/aindex.html

◇本の購入方法は、直接、須田(Ohenro_the_Stone2005@t.vodafone.ne.jp)まで連絡
をいただくか、下記の場所へお問い合わせ下さい。
本の代金は1890円(税込)です。
発送の場合は、別途送料340円(一冊の場合)が発生します。
◆SPACE・侑(群馬・館林市)…日本石巡礼をスタートしてまもない頃、展覧会を
させて頂いたギャラリーです。電話/FAX:0276-75-3953
SPACE-U HP:  http://www1.ocn.ne.jp/~space_u/ 
      E-mail : space-u@axel.ocn.ne.jp

◇NPO法人東京自由大学(東京・神田)…探求と創造と体験を目的とした様々な講座や
ワークを開催しているフリースクールです。
電話/FAX:03-3253-9870
東京自由大学HP:http://homepage2.nifty.com/jiyudaigaku/

◆あるでばらん(岡山・笠岡市)…石好きオーナーの薬効手染め(シルク)のお店です。
電話:0865-65-0896 FAX:0865-65-1460 ご予約はFAX希望。
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◇あなんど(徳島・日和佐町)…薬王寺の向かいにあるカレー&チャイ屋・アジアン雑
貨のお店です。電話/FAX:0884-77-2266

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