■□■□   フォトダマ通信 Vol.47「生石(しょうせき)神社」の巻   ■□■□

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2005.11.03 記

10月末の夜、生石(おいし)高原の札立峠の駐車場で車中泊をしていた。
深夜三時すぎに寒さで眼を覚ました。さすがに標高700mを超える生石高原は冷える。
急いでシュラフを取出して、また眠りに着いた。
大きなエンジン音で再び眼を覚まと、太陽はすっかり上っていた。外に出ると、秋晴
れのもと、高原の家しみずの改修工事をするトビ職人達は忙しそうにトラックからク
レーンで足場を下ろしていた。

フォトダマ号は10分も走らない内に生石高原の山頂駐車場に到着した。朝も早いせい
か車は一台しか停まっていない。携帯ガスコンロで、水を沸かしてコーヒーを飲み、
カメラ器材を担いで生石(しょうせき)神社を目指した。

「生石(おいし)高原の生石(しょうせき)神社に巨岩があるよ!」と和歌山の友人
から教えてもらった時、そこに行かねばと思った。その名は、兵庫の石の宝殿を御神
体とする生石(おうしこ)神社を思い起こさせた。それにしても、漢字では同じ「生
石」と書くのに、読み方は「おいし」「しょうせき」「おうしこ」と違うのは何故な
のだろう。

駐車場から、少し上がると笠石と呼ばれる巌塊が現われた。その岩の上には、お堂が
祭られていて山岳信仰を感じさせる。
笠石から生石山への道には、一面ススキが茂り日差しを浴びながら棚引く姿は実に神
々しい。生石山山頂(標高870m)に着くと、そこから見える絶景にしばし圧倒され
ていた。山また山の峯々が、パノラマ状態で広がっていた。和歌山県内の山々、高野
山、葛城山、金剛山から生駒山、六甲山までも見渡せる。

山頂から清水町方面に下りると、生石神社まで10分と書かれた看板があり、その矢印
の方向を下った。次第に道は、薄暗い杉の森へと変わっていった。途中、大きな岩を左
手に見ながらさらに下って行くと、突然切り立った岩が目に飛び込んできた。まるで、
巨大な剣が天を突き刺しているように見える。これが生石神社の大岩か、としばし見入
っていた。大岩の前にたたずむ社に向かって碧石の石段が伸びている。大岩と社、そし
て石段と鳥居の配置が、絶妙なバランスだ。手水で清め、ゆっくり石段を上がりお参り
をし、社の横から大岩を見上げるとさらに迫力を感じた。

社伝によると、生石神社は、この高原独特の生石明神信仰の聖地だという。
永祚元年(989年)8月10日の夜、突如この地に大岩(高さ48m、幅15m)が出現し、
神が降臨したという。一夜にしてできた岩とは、石の宝殿とも同じだ。
また、応神山生石神社は、生石ヶ峯の山岳信仰の道場として発展したという。

しばらくして、撮影を開始する。岩全体をファインダーに収めるたの、境内の端ぎりぎり
に立たなければならなかった。何ヶ所もアングルを変えながら撮影する。今度はカメラを
変え、ペンタ6×7を取出しアングルを考えながらファインダーを覗いていると、突然
「ゴーン」という音と共に地面が揺れた。一瞬の出来事だったが、大岩が倒れてくるよう
な錯覚に陥った。

しばらく、魂が抜けたようにポカーンとして状態で岩を見つめていた。
あれは、いったい何だったのか。石神の何かのメッセージかも知れない。氣を取り直し、
今一度お参りをして身を整え直してから、また撮影を続けた。
生石山に戻り、笠石へと下って行くと実年のカップルや登山愛好家達とすれ違った。みん
な楽しそうに、お喋りをしながら歩いている。笠石の下では、お弁当を広げている人も数
人いる。生石高原の紅葉は、ようやく始まったばかりだ。
身を引き締めて石巡礼をつづけなくては、と心で呟きながら生石高原を後にした。

     「いしのかたりべ in kyoto」の打ち合せの途上、宇治にて
                               すだぐんじ拝

●フォトダマ通信後記

☆10/25…ぼたん荘でお世話になった、神保さん、室さん、平さん達に古座川の猪垣を
案内していただく。まるで、何かの遺蹟跡と思わせる石垣は、高い場所で2mもあり、
全体を見ると龍体の如く。ご案内して下さり、誠にありがとうございました。

☆10/28…田辺市の押分岩やヒキ岩群に驚きつつ撮影する。白浜牟礼の湯に入り、晩に
地元紙で働く桂ちゃんと久しぶりの再会し、祝宴に感謝!

☆10/29…和歌山での「いしのかたりべ」の前日、山田さん東さん達と自然食レストラン
「カンタ・デル・ソル(太陽の歌)」で食事会。その夜、「カンタ・デル・ソル」でお接
待宿の提供を頂く。オーナーの花田様には、翌日、下津の嶽公園の島姫神社まで案内して
下さり誠にありがとうございました。

☆10/30…焼酎楼DOUX[ドゥ]で「いしのかたりべ」をさせていただく。会場の大きな
ガラス窓を生かし、急遽シーツを用意し外からも見えるように上映。
グレープフルーツ企画の山田さん、ご協力頂いた東さんには大変お世話になりました。
心よりお礼申し上げます。また、marちゃん、いまっちゃんには会場のお手伝い頂きあり
がとう!マスターの杉本様には、大変お世話になりました。そして、御来場下さった方々
にお礼申し上げます。

☆10/31…貴志川八幡の裏山にある神籠石をmarちゃんに案内して頂く。お世話になりました!

◎この度、東京ビックサイトで開催される 『ジャパンストーンフェア・インターナショ
ナル2005 Japan Stone Fair International 2005 石ビジネス〜新時代の創造〜 』内に於いて、
須田郡司「世界のイワクラ」ミニ写真展を開催します。

・会  期: 2005年11月8日(火)〜11月11日(金)の4日間 10:00〜17:00
・会  場: 東京ビッグサイト(有明・東京国際展示場)東ホール  
詳しくは、HPアドレス http://www.jma.or.jp/jsf/ を御覧下さい。
※今回の展示は(株)石文社様の協力で行なわれますが、海外の写真15点のみとなります。
会場内では、「VOICE OF STONE 聖なる石に出会う旅」を販売させて頂きます。
尚、須田は最終日(11日)のみの会場入りとなりますが、御了承下さい。

◎「VOICE OF STONE 聖なる石に出会う旅」(新紀元社)をお求めの方へ。

◇本の内容は、友人の音楽家奥村氏のHPで紹介していただいておりますので、参考に
して下さい。
http://www.members.aol.com/nobfile/voiceof/pages/aindex.html

◇本の購入方法は、直接、須田まで連絡
をいただくか、下記の場所へお問い合わせ下さい。
本の代金は1890円(税込)です。
発送の場合は、別途送料340円(一冊の場合)が発生致します。

◆SPACE・侑(群馬・館林市)…日本石巡礼をスタートしてまもない頃、展覧会を
させて頂いたギャラリーです。電話/FAX:0276-75-3953
SPACE-U HP:  http://www1.ocn.ne.jp/~space_u/ 
    

◇NPO法人東京自由大学(東京・神田)…さまざまな探求と創造と体験を目的とした様
々な講座やワークを開催しているフリースクールです。
電話/FAX:03-3253-9870
東京自由大学HP:http://homepage2.nifty.com/jiyudaigaku/

◆あるでばらん(岡山・笠岡市)…石好きオーナーの薬効手染め(シルク)のお店です。
電話:086-65-0896 FAX:086-65-1460 ご予約はFAX希望。
あるでばらんHP: http://www.aldebaran-well.com/

◇あなんど(徳島・日和佐町)…薬王寺の向かいにあるカレー&チャイ屋・アジアン雑
貨のお店です。電話/FAX:0884-77-2266

◆ちろりん村栗林店(香川・高松市)…自然食品のお店です。電話:0878-37-2976

◇ヒーリングストーンAlice&Anne(愛媛・今治市)…今治駅の近くにあるパワーストー
ンのお店です。電話:0898-31-0579
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