■□■□     フォトダマ通信 Vol.43「青春18切符の旅」の巻       ■□■□

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2005.09.10 記

「さっき弾いていたのはムビラですか?」とある男性が声をかけてきた。
三十歳前後とおぼしき男性は、メキシコを旅する中でムビラを弾く日本人と出会
い、その音色を知ったようだ。しばらくして「実は、高崎駅のホームでも歩きな
がら弾いている姿も見かけたんです。」と言う。丁度その頃、彼は群馬のある大
学を受験するために訪れていたらしい。確かに数日前、沼田に帰省する折り、高
崎駅構内でムビラを弾いていた覚えがあった。

9月6日、深夜零時を過ぎた小田原駅のホームは、リュックを持った若者達が列
を作っていた。東京発大垣行の夜行列車「ムーンライトらがら」を待っているの
だ。東京や品川から乗るには、指定席券がいる。しかし、小田原駅から乗ると座
席は無いが自由席に乗ることができる。ちょっとした裏技だ。電車が入ると人々
は一斉に乗り込み、自由席の隙間はあっという間に人で満たされた。スペースを
確保できた人は床に座り、そうでない人は立っていた。七割が若者、三割がそれ
以外の人々。その光景は、さながら第三世界の列車を思い起こさせた。

しばらく、背を持たれながらずっと本を読んでいた。深夜三時をまわるとさすが
に眠気がおとずれ床にあぐらをかいた。列車が時間調整で三十分位停車している
時、ムビラを取出し小さく爪弾いていた。
その男性とは、「ムーンライトながら」号の同じ自由席の車両で、しかも同じ通
路内に乗り合わせていた。偶然性は実に面白い。

今回、フォトダマ号の故障で車を阿蘇に預け、青春18切符でしばらく上京してい
た。阿蘇から京都まで約20時間、京都から約14時間のスローな東京への旅だ。
友人宅を点々としながら、しばらく東京、群馬などを慌ただしく巡っていた。
リュックを担ぎ、東京を闊歩するのも旅の原点を感じさせどこか新鮮な気がした。
友人や恩師との再会は、石巡礼をつづける精神的なエネルギーをいただくことが
できた。
何よりも、スローな電車旅はこれまでの石巡礼を振り返らせくれた。石巡礼はあ
る意味で節目に入っている気がする。それは、この冬から春にかけて行なったお
遍路体験からきていると思う。ある程度、拠点を持ちながらの旅。そこの風土や
人々の暮らしの中での石の存在を探訪したいと思う。
これまでの旅で、その地域で石を大切にしている方々と多く出会わさせていただ
いた。その方々の尊い仕事を影ながら応援できたらとも思う。

「ムーンライトながら」号の車窓は、うっすらと朝日が差し込んでいた。
その男性とも、会話も弾み名古屋まで楽しい一時を過ごすことかできた。
別れぎわ「元気で!」と声を掛け合った。

青春18切符の旅も終わりに近づいている。その後、奈良、岡山を経由してようや
く九州に入った。今夜、フォトダマ号とも再会できる。
青春18切符に年齢制限が無いように、これからも青春の石巡礼をつづけよう!

                      熊本にて    すだぐんじ拝

●フォトダマ通信後記

☆青春18切符の旅では群馬、埼玉、東京、千葉、神奈川、奈良、岡山などで友人や
恩師の方々に巡礼宿のお接待をいただきました。心よりお礼申し上げます。また、
お会いできた友人に感謝いたします。

☆9月16日発売の週間誌「ヨミウリウィークリー9月25日号」(読売新聞社)
で「石の声を聴け」特別編と題し、賀茂神社の注連石(香川)、三つ岩(香川)、
かえる岩(徳島)、肥前大和の神籠石(佐賀)、鬼の差し上げ石(岡山)、
虫喰い岩(和歌山)などの写真と文を見開きで紹介します。どうぞ御覧ください。

◆ビーグッドカフェ宮崎参加のお知らせ。
『BeGoodCafeは、情報発信型オープンカフェイベントです。身体に優しいオーガ
ニックフードを楽しみながら、ゲストトークやライブを共感しましょう!
宮崎から始まる持続可能なライフスタイル〜ピースな一歩を踏み出そう!』
◆場所:ひまつぶ荘
宮崎市橘通東2丁目4−6古賀ビル3階(宮崎市物産店「海幸山幸」南隣。
橘通り2丁目バス停前)0985-29-4620。メインストリート沿

◆日時:9月17日(土)1630開場1700スタート。
◆参加費:前売1200円(地域通貨200ちょる使用可)当日1500円

◆タイムスケジュール
1700〜オープニング:雅楽
1715〜オープンマイク&NPOインフォメーション
1800〜ゲストトーク:松本英揮(環境NPO.H-imagin代表)
1840〜サロンタイム
1900〜ゲストトーク:須田郡司(石の語りべ)
2030〜ライブ:アフロビート(民族音楽)

オープニング【一切空】
〜雅楽の霊(スピリット)が舞い降りる〜「しょう(天の光)」=川那部 新、
「ひきりき(人間・地上の音)」「龍笛(空間・空を泳ぐ龍の声)」=木浦剛士に
よるユニット。

ゲストトーク:松本英揮〜宮崎を代表するエコロジスト。NPO H-imagin代表。
地球環境講演会を世界各地で開催している。今年6月にロシアで開催、11月には西
アフリカで開催予定。宮崎エコキャピタルプランで故郷のまちづくりを進めている。
ゲストトーク:須田郡司〜石の写真家。沖縄、チベット、ケルト、アジア、アフリ
カ、南米など国内外の聖地を巡礼するフォト霊(ダマ)師。1999年フォトエッセイ
集『VOICE OF STONE〜聖なる石に出会う旅』を新紀元社より出版。現在、2003秋
〜2006末まで「日本石巡礼キャラバン」の旅を愛車フォトダマ号と共に続けている。

ライブ:アフロビート〜宮崎日南海岸の南端、幸島の近くでカレー屋アフロビート
を営むヒコ&ホウによる自然発生的音楽、太鼓やデジュリドゥなどの民族楽器で新
しい民族音楽を目指す。


◎「VOICE OF STONE 聖なる石に出会う旅」(新紀元社)をお求めの方へ。

◇本の内容は、友人の音楽家奥村氏のHPで紹介していただいておりますので、参考に
して下さい。
http://www.members.aol.com/nobfile/voiceof/pages/aindex.html

◇本の購入方法は、直接、須田まで連絡
をいただくか、下記の場所へお問い合わせ下さい。
本の代金は1890円(税込)です。
発送の場合は、別途送料340円(一冊の場合)が発生致します。

◇SPACE・侑(群馬・館林市)…日本石巡礼をスタートしてまもない頃、展覧会を
させて頂いたギャラリーです。電話/FAX 0276-75-3953
SPACE-U HP:  http://www1.ocn.ne.jp/~space_u/ 

◆あるでばらん(岡山・笠岡市)…石好きオーナーの薬効手染め(シルク)のお店です。
電話086-65-0896 FAX086-65-1460 ご予約はFAX希望。
あるでばらんHP: http://www.aldebaran-well.com/

◇あなんど(徳島・日和佐町)…薬王寺の向かいにあるカレー&チャイ屋・アジアン雑
貨のお店です。電話/FAX 0884-77-2266

◆ちろりん村栗林店(香川・高松市)…自然食品のお店です。電話 0878-37-2976

◇ヒーリングストーンAlice&Anne(愛媛・今治市)…今治駅の近くにあるパワーストー
ンのお店です。電話 0898-31-0579








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