■□■□          フォトダマ通信 Vol.39「石鎚山登拝」 の巻            ■□■□

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2005.07.07記

7月3日、早朝から降り続いている雨は、一向に止む気配は無かった。
その日、高知の石鎚教和食教会の方々と一緒に「石鎚山のお山開き」に参加して
いた。午前十時、我々を乗せたバスが土小屋の駐車場に到着すると、溢れんばか
りのバスと乗用車が停められ、収まりきれない車は道路添いに停まっていた。

7月1日から7月10日まで、石鎚山では「お山開き」が行なわれ、四国はもとより、
関西、中国地方、九州から石鎚教の崇敬者達が集まっていた。四国には、お遍路
とは別に、この山岳修験としての石鎚教への信仰が盛んなことにあらためて驚か
される。

土小屋にある石鎚教本社でお祓を受け、二十数名の方々と共に石鎚山山頂を目指
した。石鎚山の登山道は、よく整備されていて、所々に丸太の木が敷き詰められ
ていた。降り続く雨で、道には水が溢れ、岩場には所々滝ができていた。登山道
を歩いていると、下山する人々と頻繁にすれ違い、声を掛け合う。登る我々は下
山者に向けて「お下りさん」と声を掛け、下山者は我々に「お登りさん」と声を
掛ける。何とも心地よい挨拶だ。時折、「なんまいだ、なんまいだ」の掛け声も
聞こえる。

石鎚教和食教会にはご神体が三体あり、それを交替で担ぎながら登る。私も担が
せてもらったが、鋳造でできたご神体は結構重い。しかし、ご神体を担いでいる
と何か力をいただいているようで気合いが入り、不思議な感覚になった。
三体の像は、三種の神器の「珠」、「剣」、「鏡」を持った神像である。

二時間近く登ると成就社へと分岐する道にでて、少し登ると二の鎖場に到着した。
岩場には、溢れるように水が流れている。
鳥居の前で、一旦足を止め、塩を振り己の身を清めた。ご神体を背負う三人につづ
き、急な岩場をゆっくりと注意しながら登った。雨に打たれ岩は結構滑る。
ようやく二の鎖を登りきると、最後の三の鎖場が待ち受けていた。その岩場はかな
り急斜面なのに驚いた。下から見ると、ほぼ垂直に見えるのだ。一瞬、足がすくん
だが後には引けない。

ここを登れば石鎚山の頂上だ。辺りは霧に包まれ、雨はさらに強くなっている。
直径40センチもの鉄輪を地面に打ち付け、滑る足元に注意しながら鎖に手を掛け、
覚悟をして登った。下から、数珠繋ぎのように白装束の人達がつづいていた。
「なんまいだ」「なんまいだ」の掛け声も大きくなり、一歩一歩無心になって登っ
た。ようやく山頂に辿り着くと、しばし気が抜けたようになった。
辺りは、霧に包まれ雲上の世界が広がっていた。
山上の石鎚神社社には、大きめなご神像が三体納められていた。だめもとで、神主
の方に、ご神像の写真を撮らせてもらえるかと尋ねると「写真を撮ると邪気が写り、
撮った方に災いが起こるのでできない」との答えだった。石鎚神社をお参りし下の
広場にでると、一瞬霧が晴れ天狗岳の輪郭が微かに浮かび上がった。

山頂には、大勢の信者さんがいた。しかし、例年はもっとたくさんの人がいると言
う。この雨で、山頂ゆきを断念した人が多かったのだろう。和食教会の方々と山頂
の神社の神主からご祈祷を受け、ご神体の拝体が始まった。拝体とは、山頂の三つ
の御神像を一人一人の背中に気合いを入れながらあてるもので、身体の健康を加治
する行為に見えた。今回の登拝行で驚いたことは、年配の女性が多かったことだ、
中には八十才を超えた方もいらした。

大雨のもとでの登拝行は、無事に終わろうとしていた。それにしても、四国を離れ
る直前の度に大きな禊ぎをいただいている。この恵みの雨で、しばらく四国の自然
も人も潤ったことは確かだと思った。
その後、龍神とともに八幡浜から臼杵へ。新星フォトダマ号は初めて九州の地に上
陸した。しばらく宮崎石巡礼をつづけたいと思う。

             宮崎小戸神社にて、七夕に
                             すだぐんじ拝


●フォトダマ通信後記

☆忌部サミット

吉野川市で行なわれた忌部サミットは、約六百人の人が集まり大盛況だった。
夜の部では、青木邸で四国ハッピー札所の濃い面々と再会し、朝方まで我ながら全開
状態だった。翌日、忌部神社と黒岩での奉納演奏の素敵な時を過ごす。
カフェオゴーゴー青木夫妻、お疲れさま、そしてお世話になりました!

☆石鎚山登拝

6/28の行はじめから7/3の石鎚山への登拝を無事に終えることができた。
今回、高知の小川さんの紹介で基調な体験をさせていただく。小川さんや奥様、そして
お母さまに大変大変お世話になりました。
また遊んでくれた、しんちゃん、まりなちゃんありがとう!

☆宮崎に入り、猫ばす堂の谷口さまから、宮崎の巨石情報を教えていただく。
イワクラサミットin宮崎(7/16〜17 西都原考古博物館)も近づいているので、できる
限り宮崎のイワクラを見たいと思う。

◎「VOICE OF STONE 聖なる石に出会う旅」は6月25日に再版することができました。
これまで購入して下さった方々にお礼申し上げます。引き続き、本の購入を希望される
方は、
須田まで連絡をお願いします。

また、下記の場所でも本の購入ができますのでご案内させていただきます。

◇SPACE・侑(群馬・館林市)…日本石巡礼をスタートしてまもない頃、展覧会を
させて頂いたギャラリーです。電話/FAX 0276-75-3953
SPACE-U HP: http://www1.ocn.ne.jp/~space_u/index.html 

◆あるでばらん(岡山・笠岡市)…石好きオーナーの薬効手染め(シルク)のお店です。
電話086-65-0896 FAX086-65-1460 ご予約はFAX希望。
あるでばらんHP: http://www.aldebaran-well.com/

◇あなんど(徳島・日和佐町)…薬王寺の向かいにあるカレー&チャイ屋・アジアン雑
貨のお店です。電話/FAX 0884-77-2266

◆ちろりん村栗林店(香川・高松市)…自然食品のお店です。電話 0878-37-2976

◇ヒーリングストーンAlice&Anne(愛媛・今治市)…今治駅の近くにあるパワーストー
ンのお店です。電話 0898-31-0579
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